経団連会長就任が決まった十倉雅和住友化学会長の一問一答は以下の通り。
－－就任の感想は
「非常に驚いているのが率直なところではあるが、大変光栄に思っている。本来なら（これから）中西体制の集大成となるはずで、（中西氏の）無念さに思いを致すと胸がつまる思いだ。微力ながら、わが国の経済社会のさらなる発展に力を尽くしたい」
－－引き受けた理由は
「私が大好きな言葉は『義』だ。就任を非常に悩んだが、要請を受けることが自分にとって義があると判断した。志を高く持って全力を尽くしたい」
－－課題は
「当面はコロナ禍からの復活を目指すべく、政官民が力を合わせて感染拡大防止などに全力で取り組むことが重要だ。サステナブル（持続可能な）資本主義を確立すべく積極的にリードし、広く国民社会全体から支持される経団連を目指していく」
－－国際問題にどう対応する
「経済安全保障などといわれるが、上部のイデオロギーと下部の経済が密接に連動し、影響を受け合う時代だ。政治に積極的にかかわり、必要に応じて協力しながら提言していく」