11月18日に解禁となるフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の初荷を積んだエールフランス機が24日夜、関西国際空港に到着した。昨年と同様、新型コロナウイルスの影響で輸送機が減便しており、解禁までの配送に余裕を持たせるため、例年より出荷時期が約1週間早まった。
到着したワインは約3200本。空港内の倉庫で税関職員がボトルを1本ずつ箱から取り出して、ラベルに書かれた原産地や容量、アルコール度数を申請書類と照合した。
輸入販売元のサントリーワインインターナショナルによると、ブドウ栽培地では4月に霜が降りたが、その後は天候に恵まれ、ワインは「採れたてのイチゴやチェリーに、そのままかじりついたような味わい」に仕上がったという。
販売予想価格は750ミリリットルのボトルが2728円(税別)で昨年並み。主に関西の百貨店やスーパーなどで販売される。