千葉市美浜区の幕張メッセで開催されていた国内唯一の鉄道技術に関する総合展示会「第7回鉄道技術展 2021」(主催・産経新聞社)が26日閉幕した。鉄道事業の効率化や安心・安全を守るためのさまざまな機器・システムが一堂に会したほか、関連するセミナーや講演も注目され、新型コロナウイルス禍にもかかわらず、会場は24日の初日から多くの来場者でにぎわった。会期中の来場者数は約2万5000人だった。
今回は消毒液や検温器などの新型コロナ対策を視野に入れた商品やサービスに加え、今後の新たな生活様式にマッチする非接触型の券売機や入場ゲートの出展も来場者の関心を集めた。
出展者からは「コロナ禍もあり一時は心配していたが、無事開催できてよかった」といった感想や「顧客企業の担当者に最新機器やサービスを説明する貴重な機会となった」との声が聞かれた。
来年は大阪で「鉄道技術展・大阪 2022」(主催・同)を開く。会場は大阪市住之江区のインテックス大阪で、会期は5月25~27日。大阪では初めての開催となる。
JR西日本、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道など関西の鉄道会社7社が特別協力する。出展の申し込み締め切りは12月24日。詳細は特設サイト(www.mtij.jp/osaka/)から。