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高知・小谷穀粉 クスノキ科低木「黒文字茶」 インフル・習慣病予防に人気

 高知市の食品加工会社「小谷穀粉」が製造販売する、高知県産クロモジを100%使用した「土佐の黒文字茶」が人気だ。インフルエンザや生活習慣病の予防などに効用があるとの研究結果が発表されており、注目が高まっている。

 同社などによると、クロモジはクスノキ科の高さ約2~3メートルの低木。古くからようじに用いられ、枝を折ると爽やかな香りが漂う。名前は枝に黒色の斑点模様が広がっているのが文字のように見えることに由来し、漢字で「黒文字」と書かれることもある。

 同社は2014年から高知県工業技術センターや県内3大学と連携してクロモジに着目し、お茶の共同開発を進めてきた。県の四万十川源流域のクロモジを使用し、枝と葉の焙煎具合や配合割合などを試行錯誤。17年からお茶の販売を始めた。

 クロモジについては近年、信州大や愛媛大が風邪症状の低減やインフルエンザの感染予防の効用があるとする研究結果を出した。県工業技術センターも生活習慣病予防の効用を確認したとしている。

 テレビ番組でクロモジを用いたお茶の健康への効用が紹介されたこともあり、土佐の黒文字茶の昨年9月までの1年間の出荷量は、前年同期比で7.5倍に増加。購入者からは「非常にリラックスできる」「苦みや渋みがなく飲みやすい」と好評という。

 小谷穀粉の小谷和弘社長は「黒文字茶をきっかけに、高知にはお酒やカツオのみではなく、良いものがたくさんあることを知ってほしい」と話している。

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