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リコー デジカメで露・印進出 ペンタックスと併存、新興国拡販

2012.5.17 05:00更新

ペンタックスリコーイメージングの赤羽昇社長

 リコーは16日、デジタルカメラ事業でロシアとインド市場への進出を検討していることを明らかにした。同社は併せて、「リコー」と「ペンタックス」の2つのブランドを併存して製品展開を進めることも表明した。今後は新興国を中心に海外での拡販を図り、2013年度の売上高を11年度比の約2倍にあたる700億円規模へ拡大させる計画だ。

 リコーは一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどの利幅の大きいレンズ交換式カメラ市場への参入を狙い、昨年10月にペンタックスブランドを展開するHOYAのデジタルカメラ部門を買収。子会社「ペンタックスリコーイメージング」を設立し、今年4月にはリコーのカメラ部門を吸収合併する形で統合した。

 統合前の2社は、北米や欧州など先進国市場が中心だったが、今後はレンズ交換式カメラで進出しているタイやマレーシアなどアジア市場での展開を強化する。

 さらにペンタックスリコーイメージングの赤羽昇社長はフジサンケイビジネスアイの取材に対し、「インドやロシアへの進出を検討している」と述べた。進出にあたっては、親会社のリコーの地域拠点に集約された情報を活用し、参入時期などを見極める計画だ。

 一方、ブランド戦略については、一眼レフなどレンズ交換式はペンタックス、コンパクトカメラは2ブランドで展開する方針を維持する。ペンタックスは一眼レフで、リコーは高級コンパクトカメラ「GR」でそれぞれ根強いファンがいるためで、顧客離れを防ぐためにも既存ブランドを併存させることにした。

 赤羽社長は「両ブランドを継続したうえで、これまでの製品で欠けている価格帯にも製品を投入する」と話し、コンパクト分野で新たに中価格帯の製品を投入する方針も示した。

 11年度の売上高はペンタックスブランドが300億円程度で、リコーブランドの売上高は非開示ながら数十億円のもようだ。新会社では13年度には売上高で700億円規模に倍増させる方針。これまで主戦場にしてきた国内市場のみでは販売台数が頭打ちとなるため、新興国を中心に海外市場への注力と収益性の高いカテゴリーでのラインアップの拡充が必須と判断した。

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