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マツダ、アルファロメオ車を生産へ フィアット提携で第1弾
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マツダは18日、イタリアの大手自動車メーカー、フィアット傘下の「アルファロメオ」のオープンスポーツカーについて、マツダの本社工場(広島県府中町)で2015年から生産を引き受けることで合意したと発表した。生産量は未定。車種は新型「スパイダー」とみられ、全世界で販売される。
今回の合意は、マツダがフィアットとの間で昨年5月から協議を進めていた提携の第1弾となる。マツダはスポーツカー「ロードスター」の次期モデルと車体を共通化して生産する。ただ、エンジンは両社の自社開発製品をそれぞれのブランドの乗用車に載せる方針。
マツダは国内で成果を上げているOEM(相手先ブランドによる生産)戦略を海外にも広げて工場の稼働率を上げ、開発や生産効率の向上で収益改善につなげたい考え。オープンスポーツカー市場の活性化も狙う。ただ、フィアットとの販売や資本面での提携は「現時点で予定はない」(広報部)としている。