ニュースカテゴリ:企業
サービス
伊藤忠がエドウイン再建を引き受け 300億円以上を投入、金融支援と子会社化
更新
伊藤忠商事は11日、経営再建中のジーンズ大手、エドウイン・ホールディングス(HD)とスポンサー契約を結んで再建を進めるとともに、同社の株式を全株取得して完全子会社化することでも合意したと発表した。伊藤忠ではこの件で300億円を超える資金を投じる構え。
エドウインは金融取引の失敗などで500億円規模とみられる巨額の債務を抱えているもようで、昨年11月には私的整理である「事業再生ADR」の手続きを事業再生実務者協会に申請。倒産の回避を図ってきた。
伊藤忠では、従来からの取引実績が大きいことから、主導的な立場で再建支援を引き受けることにした。
今後、国内外のグループ34社を1社に統合した上で第三者割当増資などで資本増強し、伊藤忠商事は5月末をめどに完全子会社化する。エドウインの常見修二社長は経営責任を取り退任し、新社長は伊藤忠側から派遣される見通し。
エドウインの債務500億円のうち、伊藤忠の負担分以外は、三菱東京UFJ銀行など取引銀行団が200億円規模を債権放棄することで基本合意したという。
同社をめぐっては、豊田通商、アパレル大手ワールドも経営支援に名乗りをあげていたが、今年2月に伊藤忠が交渉の優先権を取得していた。