DeNA、南場会長が代表取締役に復権 まとめサイト問題、責任者の村田マリ執行役員は辞意
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DeNAの南場智子会長(撮影・今野顕)
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DeNAは13日、まとめサイトで薬事法令違反や画像無断盗用などの不祥事が相次いだことを受けて、経営体制の見直しを実施した。創業者である南場智子会長(54)が代表取締役に復帰し、守安功社長とともに2人が代表権を持つ体制としてトップマネジメントを強化する。
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南場氏は平成11年にDeNAを設立して代表取締役に就任、その後社長も務めたが、家庭の問題で一時取締役に退いた。しかし27年6月に会長に復帰。13日付で代表権を持つことになった。
DeNAは代表取締役2人体制とすることで、「ガバナンス及びコンプライアンス・管理体制の強化を含め、抜本的改革を推進していく」という。
一方、守安社長については、まとめサイト問題を受けて、昨年12月から月額報酬の30%を6カ月間減額としているが、今回の調査報告を受けて、減給幅を50%に拡大した。
またまとめサイト事業の責任者だった村田マリ・執行役員メディア統括部長兼Palette事業推進統括部長は12日にDeNA執行役員と子会社iemoとFind Travelの取締役(代表取締役)を辞任する意向を表明した。また子会社ペロリの中川綾太郎代表取締役も12日付けで辞任した。
このほか前経営企画本部長の柴田大介執行役員ら25名も就業規則に基づく処分をする予定。