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複数の社外取締役設置促す 金融庁と東証が企業統治で新指針

ニュースカテゴリ:政策・市況の国内

複数の社外取締役設置促す 金融庁と東証が企業統治で新指針

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 金融庁と東京証券取引所は上場企業に複数の社外取締役の設置を促す方針を固めた。来年6月までに導入する企業統治の新指針「コーポレートガバナンス・コード」に盛り込む。同指針は政府が6月に発表した成長戦略の柱でもある。社外からの経営監視を強めることで企業の経営規律を高め、中長期的な“稼ぐ力”の強化につなげる。

 金融庁と東証が25日に開いた有識者会議で新指針の原案が示された。12月12日に最終案をまとめる。対象は東証1部、2部上場企業とする。大企業に対しては、取締役会の3分の1以上の社外取締役選任への取り組みについて開示すべきだとした。

 社外取締役の複数化の狙いは外部の意見を反映させやすくして、経営者のマインドを変革することにある。

 東証によると、7月時点で2人以上の社外取締役を置くのは全上場企業(3414社)の27.1%に過ぎず、1人も置いていないのは約4割を占める。少なくとも2人以上の社外取締役の選任は上場企業にとって大きな転機になる可能性がある。25日の会議では新たに大幅な社外取締役の確保が必要になるため、導入時期に猶予を設けるべきだとの声もあがった。

 もう一つの論点だった企業同士の株式持ち合い抑制策も導入する。株式持ち合いには、その理由や効果の詳しい説明を求める。取締役報酬の透明化や株主が権利行使しやすいよう株主総会の日程分散なども盛り込む。

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