働き方

会社愛深めて! 売り手市場続く中、「内定式」で各社工夫凝らす (1/2ページ)

 来春入社の大学生らに向けた採用内定が1日、主要企業で解禁され、各地で内定式が開かれた。売り手市場を意識してか、各企業は会社への愛着を深めてもらうプログラムを実施するなど工夫を凝らした。

 36人が内定を得た製粉大手の昭和産業。同日午後2時過ぎ、東京都千代田区の本社会議室には香ばしいにおいが立ちこめた。同社が3年前から実施する「天ぷら研修」。経営トップらが自社製品を使った天ぷらの揚げ方を手ほどきした。

 「学生から社会人に、さくっと意識を“衣”替えしてほしい」。新妻一彦社長のあいさつで研修がスタート。内定者は7人程度に分かれ、油に具材を投入。内定者は「一緒にやると同期の性格も分かる。4月からはいいチームワークが築けそう」と話した。

 JR西日本は大阪市の本社で開いた。倉坂昇治取締役が訪日外国人客の増加や25年大阪・関西万博に触れ「成長の機会として力を発揮しないといけない」と呼び掛け、約110人が聞き入った。飯塚晴菜さん(22)は「将来は観光に携わりたい」と意欲を見せた。

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