最強のコミュニケーション術

5人に1人はHSP 「敏感すぎる人」をコミュ障で片づけてよいのか (1/2ページ)

藤田尚弓
藤田尚弓

 感受性が強すぎる人たち

 伝え方や言い回しを変えると、自分を取り巻く環境が変わり、やってくるチャンスも変わっていきます。皆さんは自分のコミュニケーションに自信がありますか? この連載ではコミュニケーション研究家の藤田尚弓が、ビジネスシーンで役立つ「最強のコミュニケーション術」をご紹介していきます。

 第13回は「感受性が強すぎる人」「敏感すぎる人」がテーマです。「HSP(Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼ばれる感受性が強すぎる人たちが注目されています。皆さんは、人よりも敏感なせいで生きづらさを感じている人たちがいることをご存知でしょうか。一説によると、HSPは人口の20%いるとも言われています。彼らはどのような特徴を持っているのか。またどのように接すればいいのでしょうか。

 HSPの4タイプ 「普段は〇〇なのに…」

 心理学者のエレイン・アーロンは、HSPの人を以下の4つに分類しています。

 ・情報を深く処理するタイプ

 微妙なことにもよく気づき思慮深い反面、非HSPなら考えが及ばないところまで考えすぎるため、結論を出すまでに時間がかかる

 ・刺激を強く感じやすいタイプ

 繊細にキャッチできるため、音、人混み、複雑なタスクなどに圧倒されやすい

 ・感情反応が強く、共感力も高いタイプ

 感情の振れ幅が大きく、他者の喜びや悲しみも自分のことのように感じやすい

 ・小さな変化や刺激にも敏感なタイプ

 五感が敏感で、細かいことにもよく気づくため、過度に気にしてしまうことも

 このように具体的にグループ分けすると、5人に1人とも言われる感受性が強すぎる人たちについてもイメージしやすいのではないでしょうか。

 筆者の周りにも、優秀なのに深く考え込んでしまい決断ができなくなってしまう人がいます。シャイなわけでもないのに初対面の人や場所が極端に苦手な人、気分屋というわけではなく制御しようとしているのに感情の差が激しい人、しっかりしているのに変化に敏感過ぎて傷ついてしまう人もいます。単なる弱い人ではなく、ふとしたきっかけで、敏感さのせいで大きなダメージを受けてしまう。そんな「普段は〇〇なのに…」と感じさせる人がいたら、HSPかもしれません。

 敏感過ぎて大変なものの、彼らはその敏感さを活かすことで一般の人にはない力を発揮することもできると言われています。HSPの特徴をチェックリストの形で、もう少し具体的に見ていきましょう。

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