働き方

「稼ぐだけではない」副業する人が圧倒的に幸せになれる6つの理由 (1/5ページ)

 本業とは別に副業をする目的は、お金を稼ぐだけではない。エンファクトリー取締役で自身も4つの副業をする清水正樹氏は「副業によって本業の成果も上がることは、6つの理由から説明できる」という--。

 ■アサヒビール、カゴメ、ヤフー……大企業が副業を次々許可する時代に

 2018年に厚生労働省が「モデル就業規則改定」を発表して以来、副業に柔軟な姿勢を示す企業は徐々に増えてきました。

 たとえば、大手企業であればソフトバンクやメルカリ、サイボウズ、タニタ、ロート製薬、ユニチャーム、リクルート、エイチ・アイ・エス、アクセンチュア、マイクロソフト、ヤフーなど。

 さらに、2019年10月にはみずほフィナンシャルグループが、2020年1月にはアサヒビールが、4月からはカゴメが副業を解禁するなど、大手の製造業や金融業でも、こうした動きが進んでいます。

 また、ヤフーでは、2020年10月から他社で本業の仕事を持つ人材を副業の形で自社の業務に受け入れることを決めるなど、副業人材の受け入れ体制の方も、少しずつ整ってきています。

 今後はさらにこの動きが進むことが予想されますから、企業にとって社員の副業を許可することは、他社と差別化できるポイントになるでしょう。

 それと同時に、「副業禁止」は企業にとってマイナスイメージになってしまう可能性もあります。副業や兼業を禁止していると、働く人の成長の機会や自由な意志を奪うことにもつながりかねないからです。

 実際、私の周りでもすでに、転職先を考えるときには副業や兼業ができるかどうかが基準の一つになっているという人もいます。

 また、今はまだ副業をしていなくても、将来的にはすることを考えているため、副業禁止の会社を対象外として見ている、という人もいました。

 最近では50代以上の人にも「セカンドキャリア」という考え方が広がってきていますし、労働人口が減っていく分、労働力不足も顕著になっていきます。現在より転職人口も増え、転職活動も柔軟になっていくはずです。

 そうした中では、企業も人をつなぎとめる工夫や、変化に対応する努力をしなければ、優秀な人が入ってこないばかりか、人材の流出にもつながりかねないでしょう。

 ■副業が個人に与える6つのメリット

 では、副業をすることで、働く人にはどのような効果やメリットがあるのでしょうか。

 もちろん、その人自身の資質や経験、また職種や業種によって違いはありますが、私自身の経験や多数の副業経験者の話から考えてみると、大まかに以下の6つが挙げられると考えています。

 (1)普段の仕事では得られないスキルや経験値が上がる

 (2)業界や領域を越えた視点が身に付く

 (3)主体的、自律的に働くようになる

 (4)人脈やサード・プレイスの確保

 (5)社外で得た知識や経験を会社に還元できる

 (6)収入アップとリスク分散による安心感

 では、これら6点のメリットについて詳しく見ていきましょう。

 (1)普段の仕事では得られないスキルや経験値が上がる

 まずは、一つの会社にいるだけでは味わえない経験値やスキルが身に付くということです。

 会社や業界によって仕事の進め方はまったく違いますから、副業をしていると「こんなやり方があったのか」と驚くこともあります。

 良い意味で「会社での常識」が崩れるのです。

 ましてや副業では、ホームではなくいわばアウェイの場で仕事をするわけですから、慣れた業務やスタッフばかりではありません。いつも通りのやり方がまかり通らない分、思考する機会が増え、経験値や考える力、スキルが上がっていくのは当然です。

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