米巨大ＩＴ、大幅増益続く　４～６月の利益合計８兆円　デジタル化、経済回復で

米巨大ＩＴ５社の２０２１年４～６月期決算が２９日、出そろった。グーグルの持ち株会社アルファベットとマイクロソフトが四半期ベースで最高益となるなど全社が前年同期比で大幅増益となり、最終利益の合計は７４８億９９００万ドル（約８兆２千億円）に上った。新型コロナウイルスの影響による社会のデジタル化が引き続き追い風となり、一部で経済が回復しつつあることも後押しした。

ただ、新型コロナで制限された経済活動の再開がどの程度進むのかなど、先行きは不確定な要素が多い。米独禁当局による規制の動きも強く、急成長を続けられるかどうかが課題だ。

この日決算を発表したアマゾン・コムは、最終利益が４８％増の７７億７８００万ドルだった。売上高は２７％増の１１３０億８千万ドル。世界的なネット通販の需要増とクラウド事業の成長が貢献した。（共同）