東京株2万9000円回復 首相退陣に期待

    菅義偉首相の自民党総裁選への出馬見送りをきっかけに、3日の東京株式市場の日経平均株価は急伸し、前日比584円60銭高の2万9128円11銭で終えた。6月16日(2万9291円)以来の高値で、上げ幅は一時、600円を超えた。東証株価指数(TOPIX)も前日比31・88ポイント高の2015・45で、平成3年4月以来、約30年4カ月ぶりの高値となった。

    菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)
    菅義偉首相=3日午後、首相官邸(春名中撮影)

    国内の好決算銘柄が値を上げ、米国株式市場の上昇が追い風で前日までに4日続伸する中、3日午前の取引終了後に菅首相が自民党総裁選への出馬を見送る意向が伝わると、日経平均は先物主導で上げ幅を急拡大させた。

    次期衆院選での自民党大敗リスクが後退したことや、新政権による大胆な経済対策、新型コロナウイルス感染症対策の包括的な見直しへの期待から、投資家の買い注文が増えた。


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