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    『駆ける 少年騎馬遊撃隊』 絶賛の嵐驚異のデビュー作

    「これで、北方謙三も心おきなく筆をおけるか?」

    『駆ける 少年騎馬遊撃隊』(角川春樹事務所)
    『駆ける 少年騎馬遊撃隊』(角川春樹事務所)

    こんな衝撃的な推薦のお言葉をくださったのは、アーティストの吉川晃司さん。そう言わしめた本作は、第13回角川春樹小説賞を受賞した、熱き歴史時代小説です。

    物語は馬を育てることを生業とする少年小六と、毛利に復讐(ふくしゅう)を誓う猛将・山中幸盛(鹿之助)の2人を主人公に、出雲(現在の島根県)をめぐる毛利と尼子の戦いを双方の視点から苛烈に、清冽(せいれつ)に描きます。

    その中で重要な役を担うのが毛利の将・吉川元春。著者はこの人物を描く際、まさに吉川晃司さんをイメージしたそう。その熱い思いと、同じ広島出身という縁から、この度推薦のお言葉を頂けることとなりました。

    授賞式の際には北方謙三先生も「お前、俺を引退させるらしいじゃないか」と冗談交じりに仰(おっしゃ)られていましたが、選考では「私に影響を受けているのではないかと感じ、なおさら厳しく読んだ。それでも、小説として一番重要な芯をしっかりと書けている」と評価され、今野敏先生も「五感を駆使したリアリティーを感じた。匂いを感じる」と絶賛、弊社社長、角川春樹も「非常に巧みで将来性を大きく感じた」と著者を大きく買っております。

    同賞の先輩・今村翔吾先生にも「今後大注目」と太鼓判を押された著者。今まさに大舞台に駆け上がろうとしている爽快なデビュー作です。読めば感じる風を、ぜひ体験してみてください。

    (角川春樹事務所書籍編集部 門田大範)


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