敏腕上司は「4つのジンザイ」のタイプ別トリセツを使い分ける

3)モチベーション・低×スキル・低=「人罪」

やる気もスキルも不足している人。上司の皆さんが、最も頭を抱える悩ましい存在が、このタイプなのは言うまでもありません。

せめてじっとしていてくれることを願うものの、それどころかチームの足を引っ張る・害をまく…。特に中高年代の社員で問題となるのが、このタイプです。最初からスキルがないというよりも、時代と環境の変化についていけず“負債人材化”してしまうケースが多いように思えます。最悪の場合、こうした人たちはリストラ対象者となってしまいます…。

4)モチベーション・高×スキル・高=「人財」

逆に上司の皆さんにとって、最もありがたく、頼りになるのがこのタイプ。チームにひとり以上いてくれたら、大感謝です。

やる気もスキルも高く、会社を牽引するリーダー人材。あなたの良き参謀ともなってくれる希少人材です。絶対手放してはなりませんが、一方では会社全体で社員たちのキャリアパスを描き人事異動をしていこうというときに、上司の皆さんが自分のところから「抱えて出さない」ことが問題になることも少なくありませんね(笑)。

4つのジンザイに適切に繰り出すべき5つのサポートタイプ

このように、皆さんの部下たちは4つのジンザイに分類できますが、ではそれぞれのジンザイに対して、どのようなマネジメントをしていけばよいのでしょう?

ここでもうひとつ、上司の皆さんにぜひ覚えておいていただきたいのが「5種類のサポートタイプ」です。

サポートの仕方には、「ティーチング(教える)」、「カウンセリング(悩みを聴く)」、「モチベーティング(動機づける)」、「コンサルティング(解決策を提案する)」、「コーチング(壁打ち相手)」の5つがあります。これをジンザイ4タイプそれぞれに対して、適切に使い分けていくことが重要なのです。

「人材」=新人には、ティーチングとカウンセリングを使いましょう。

まずしっかりと業務を教えてあげ、スキルを身につけてもらうこと。業務に取り組む過程で、悩みを聴いて相談に乗ってあげることです。上司の皆さん自身がティーチングとカウンセリングを行ってもいいですし、その役割を担える先輩社員たちに任せるのも効果的です。「人材」にコンサルティングやコーチングをしてしまいますと、逆に混乱させたり、モチベーションを落としてしまうことが少なくありませんのでご注意を。

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