総務省は12日、NTTドコモに対し、携帯電話の契約で割引の適用条件に不適正な差があったとして行政指導した。他の通信事業者からドコモに乗り換えた新規契約者に割引が適用される一方、ドコモの利用者がプランを変更して割引を受ける際は追加条件があった。
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電気通信事業法に基づくガイドラインでは、割引の適用条件で新規契約者と差を設けることは、通信事業者間の不当な競争につながるとして、不適正とされている。
問題になったのは、契約者が30歳になるまで通信料金が割り引かれる「U30ロング割」。「U15はじめてスマホ割」でも適用条件に差があり、いずれも総務省の指摘を受けて是正した。
ドコモは「法令違反が生じたことは真摯(しんし)に受け止めている」とコメントした。