米疾病対策センター(CDC)の外部有識者委員会は19日、ファイザー製とモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、追加接種の推奨対象を最初の2回接種から6カ月以上たった18歳以上の全成人に拡大してよいとの意見をまとめた。
これまでは65歳以上の高齢者や重症化リスクの高い人、医療従事者らに限定していた。今回は、若年層は個別にリスクを考慮した上で接種することを勧めるとした。50歳以上は無条件で推奨とした。全米で追加接種が加速する見通し。
米国の新規感染者は9月から減少傾向だったが、10月下旬に増加に転じている。室内で人が集まる機会が増えるクリスマスシーズンを前に、押さえ込みを図る。(共同)