全世界の外国人入国停止始まる 関空でも緊張感

    新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の海外での感染急拡大を受け、全世界を対象に外国人の新規入国の原則停止が始まった30日午前、関西国際空港では外国人客への対応に緊張感が高まった。

    関西国際空港国際線の到着ロビー。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」関連のニュースが流れる画面=30日午前、関西国際空港(安元雄太撮影)
    関西国際空港国際線の到着ロビー。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」関連のニュースが流れる画面=30日午前、関西国際空港(安元雄太撮影)

    停止対象となるのは日本時間の30日午前0時以降に出発した便の外国人客。関空では同10時23分、最初の対象となるソウル発アシアナ航空便が到着した。

    入国審査を担う大阪出入国在留管理局関西空港支局の担当者は「多くは航空会社などが対象者を搭乗前に止めるはずだが、入国審査で止められた場合は帰国便などを手配してもらうことになる」と話した。

    関西空港検疫所は、旅客が携帯する検査証明書の確認などに追われた。原則として唾液による抗原定量検査を実施しており、担当者は「今のところ厚生労働省から新しい対応の指示はない」と説明した。

    一方、大阪税関関西空港税関支署は、感染収束後に予想される旅客回復に備え、荷物検査を行う新人検査官の訓練を29日に行ったばかり。升平弘美支署長は「変異株で回復が遅れるかもしれないが、できることを着実にやっていきたい」と語った。


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