3回目ワクチンで「抑制効果」千葉大病院長

    新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への不安の中、千葉県内でも1日、医療従事者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が始まった。千葉市中央区の千葉大病院では横手幸太郎病院長をはじめ、医師や看護師ら12人が接種を受けた。

    3回目のワクチン接種を受ける千葉大病院の横手幸太郎病院長(左)=1日、千葉市中央区(小野晋史撮影)
    3回目のワクチン接種を受ける千葉大病院の横手幸太郎病院長(左)=1日、千葉市中央区(小野晋史撮影)

    仕事の合間に院内の接種会場を訪れた横手病院長らは、医師の問診を受けた上でファイザー製のワクチンを接種した。

    記者団の取材に応じた横手病院長は、オミクロン株について「まだ分からないことが多々あるが、ワクチンを打つこととマスクをはじめとした感染予防策で一定の抑制効果がある」と指摘。その上で「(2回のワクチン接種で得られた抗体の量は)半年たつと落ちてくる。3回目のワクチンを打つことは極めて重要だ」と、第6波が懸念される中での追加接種の有益性を強調した。同病院では来年2月までに関係者約4500人が接種を受ける見通し。

    県によると、県内で3回目のワクチン接種の対象となるのは約480万人。2回目の接種から8カ月以上が経過している必要がある。高齢者らは来年1月から、企業などの職域接種は同3月から接種が始まる見通し。対象者には地元市町村から順次、接種券が届けられる。


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