ワクチン接種記録システム、500万件で誤登録の恐れ

    新型コロナウイルスの「ワクチン接種記録システム(VRS)」に登録された個人の接種歴約1億件のうち約500万件は、内容に誤りがあるか、誤っている恐れがあることが10日分かった。デジタル庁が明らかにした。1回目接種記録の欠落などの誤りがあり、修正されない場合、20日から発行の電子接種証明書に反映されてしまうという。

    新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種を受ける看護師(左)=1日午前、八王子市の東京医科大八王子医療センター
    新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種を受ける看護師(左)=1日午前、八王子市の東京医科大八王子医療センター

    同庁は電子証明書の誤表示を引き起こす可能性があるのは100万件程度と推計しており、接種歴を管理する全国市区町村に優先的に修正するよう要請。「電子証明書の内容が間違っていたら、市区町村に申し出てほしい」としている。

    同庁によると、VRSには接種した約1億人分のデータが登録。このうち今月3日時点で、内容に誤りがある「要修正」や、修正すべきかどうか確認が必要な「要確認」が計約5%、約500万件あった。


    Recommend

    Biz Plus

    Recommend

    求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

    求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)