セルビア首相、ジョコ選手への豪決定批判 裁判所が「恥ずべき判断」

    オーストラリアの裁判所が、新型コロナウイルスワクチンを接種していないテニスのジョコビッチ選手=セルビア=の査証(ビザ)を再び取り消した政府の決定を支持したことを受け、セルビアのブルナビッチ首相は16日、首都ベオグラードで報道陣に対し「裁判所の判断は恥ずべきだ」などと述べ批判した。ロイター通信が報じた。

    ジョコビッチ選手は、オーストラリアを出国。裁判所の判断後にジョコビッチ選手に連絡を取ったというセルビアのブチッチ大統領は「セルビアはいつでも(ジョコビッチ選手を)歓迎すると伝えた」と報道陣に明かした。

    ジョコビッチ選手は17日開幕の全豪オープンで大会4連覇と前人未到の四大大会21度目の優勝が懸かっていたが、出場できずに国外退去となった。セルビアテニス協会は「茶番は終わった」「政治がスポーツを打ちのめした」などと指摘した。出身地のベオグラードでは、多くの人々がジョコビッチ選手を支持。一方で、自分がジョコビッチ選手の立場なら「ワクチン接種し、今後は問題を避けるだろう」という声もあった。(共同)


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