「停止させていない」 弁護側、危険運転否定

    神奈川県大井町の東名高速道路で2017年、あおり運転を受けたワゴン車の一家4人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた無職、石橋和歩被告(30)の差し戻し裁判員裁判の初公判は27日午後も横浜地裁(青沼潔裁判長)で続いた。弁護側は冒頭陳述で「最初に減速したのはワゴン車で、停止を余儀なくさせていない」と主張した。

    弁護側は、ワゴン車が車線の変更で石橋被告の車を避けることができたとするとともに、最初に減速したのはワゴン車側だったと強調。「被告の運転は危険運転ではない」と述べた。

    さらにワゴン車に追突したトラック運転手の通行帯違反やスピード違反が事故を招いており、被告の運転との因果関係はないとした。

    地裁は今後の期日を公表。2月14日に被告人質問を実施し、同18日に論告求刑公判を行い結審。判決は3月16日に言い渡される予定。


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