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北発射は中距離弾道ミサイル「火星12」 グアムも射程 実戦配備を強調し米揺さぶり

【ソウル=桜井紀雄】朝鮮中央通信は31日、北朝鮮が30日に中距離弾道ミサイル「火星12」を通常より高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射したと報じた。生産・配備されたミサイルを無作為に選んで品質を確かめる試験が目的だったとしており、火星12が実戦配備段階にあることを強調した形だ。

火星12の発射は2017年9月以来。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の立ち会いは伝えられなかった。

30日発射のミサイルについて日本や韓国は、最高高度が約2000キロに達し、約800キロ飛行したと発表した。通常の角度で発射すれば、射程は4500~5000キロに及び、米軍の要衝のグアムも射程に収まる。実戦配備が事実なら、日本への脅威も一層高まったことを意味する。

北朝鮮は18年4月から続けてきた核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の凍結破棄を示唆している。グアムや日本の米軍基地を射程に収めるミサイルの発射によって凍結破棄に一段と近づいたことを印象付け、バイデン米政権を揺さぶる狙いがあるようだ。

今回の発射は、兵器開発を担う国防科学院や軍需経済を担当する第2経済委員会などの計画に基づき実施され、火星12の「正確性と安全性、運用効果を確認した」としている。ロフテッド軌道での発射については「周辺国の安全を考慮した」とも主張した。


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