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「優秀な部下が去っていく…」そんな上司が持つべき寛容さと“究極の回避方法”

自分がやったことは自分もやられると思った方がいいです。新入社員の時、会議中に寝てしまったり、得意先に不遜な挨拶をしてしまったりということは、将来自分が上司になったときの新入社員がやってしまうものです。そのとき、怒るのではなく「自分もそうだったからしょうがないよな」と思うことによって、自分の度量の広さを見せることができます。「他人を許す寛容さ」を得ることで、その後の人生でもますます活躍できることでしょう。

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)

優秀なクリエーターが次々独立する広告会社

なぜこのようなことを書くかといえば、私が関与している広告の世界ではよくあることなんですよね。広告会社のクリエイティブ部署で活躍したクリエーターは、自社がクライアントに対していかに高額の「企画費」「1時間あたりのフィー」「コピーライティング費用」などを請求しているかを知っているわけです。

となれば「もしも自分が独立した場合、広告会社の下請けとして、或いはクライアントと直接仕事をすれば、今もらっている給料の何倍ももらえるはず!」と考えるのは自然なこと。かくして独立しても自分の収入は減らず、むしろ激増する自信がある人が何人かの仲間を募って独立するわけです。

もちろんこうした人々は、古巣との関係性は良いまま辞め、同じ仕事を同じクライアントと一緒にやるわけです。広告会社の営業担当は、この独立した新社長を「吉田」とすると「吉田さん」と呼ぶ立場になります。すると吉田は「やめてください! 今まで通り『吉田』でいいですよw」と言い、営業も「それもそうだね。これまで通り『吉田』でいくね」などといったやり取りをすることになります。

その後、最初2~5人の精鋭で開始したクリエイティブ専門会社は、吉田社長の実力と顔の広さから次々と業績を高め、従業員が増えていきます。すると、その会社の中でも次なる「売れっ子」が出てくるわけです。その売れっ子を「山本」とすると、吉田社長は「山本も成長して嬉しいな。ヤツもカネを稼げる男になったか」と目を細めるのですが、数年後やってくるのは、山本社員からのこの一言です。

「吉田さん、僕、自分で会社を作って勝負してみたいんです。吉田さんには恩義がありますが、吉田さんと同じように自分の力でどれだけ社会に通じるのか試してみたい。吉田さんだったらこの気持ち、分かってもらえますよね?」

特に関係性が悪化したから辞めるわけではない、ということを山本社員はキチンと言っているし、吉田社長も「過去のオレをみているようだ」と思うものです。となると「分かった…今やっているすべての仕事の目途がついたところで退職して構わない。頑張れよ」と言うしかないんですよ。


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