先日の記事でも扱った電動キックボードなど、電動自動車市場などはまさに技術以上にPESの要素での勝負になっているとも言えます。「機能が優れているのに売れない」という状況では、PEST分析によって、視野を広げて対策を考えると良いでしょう。
消費者は常に「自己中心的」
PEST分析は、海外進出のようなスケールの大きな話でだけ使うものではありません。みなさんが自分のプランの実現を目指す時に同じように使えるものです。
社内の政治力学、予算の問題、そして雰囲気や評価といった社内世論の醸成なども考える必要がありますね。営業でも同様です。相手企業における政治的要素、経済的要素、社内の状況なども配慮した提案が求められます。
「根回し」というと非常にネガティブなものだと思われがちですが、消費者というのは個人の場合も企業の場合も、そして公的機関や国家でさえも自己中心的ですので、その点を理解して、情報を集め、効果的な策を考えるというのは非常に論理的な対応だと言えるでしょう。