新型コロナウイルス感染拡大に伴い外出自粛ムードが広がり、休みの日に旅行へ行きたくても気軽には行けない日々が続く中、アウトドアレジャーなどの予約サイトを運営するアソビューが「コロナが落ち着いたら、旅行に行きたい都道府県」の調査を実施した。旅行希望者に人気の都道府県はどこなのか。
旅行に行きたい都道府県ランキング1位は?
同社によると、コロナ禍が落ち着いた後、積極的に旅行に行きたいという人は全体の91%にも上った。度重なる自粛生活を強いられたことも影響し、多くの人が旅行へ出ることに前向きな気持ちを抱いている様子がうかがえる。
そんな人々が行きたいと思っているのはどこなのか。最も支持を集めたのは、定番の沖縄県で、全体の23.1%と約4人に1人が答えた。沖縄で楽しみたいこととしては、ダイビングやシュノーケリングなどの「マリンスポーツ」が最も多く挙がり、「海水浴」「水族館」などを楽しみにする人も多かった。一方、回答者の中には「沖縄旅行を計画し、3回断念しているので次こそは行きたい」「結婚式を挙げられていないので式を挙げたい」などの意見も寄せられ、コロナ禍で思うように行動できず、不自由さを感じている人が多い実態も垣間見える。
続く2位は北海道で18.4%の人が回答。「都道府県を選んだ理由」のランキングで「食べ物」を挙げた人は全体で5位だったが、北海道での楽しみを聞くと「グルメ」という回答が最多だった。グルメの一番人気は「海鮮」で、「ラーメン」「ジンギスカン」なども人気を集めた。グルメの他には、冬のスポーツでもあるスキーやスノーボード、温泉を楽しみたいという人も多かった。
3位以下は東京、大阪、千葉、京都などの定番の観光スポットを保有する都道府県が続いた。続く7位に入った長野県、8位の静岡県では登山や温泉に行きたいという意見が多く集まり、同社は「コロナ禍に広まる『自然志向』の影響も見られる」としている。
調査は同社が運営する「アソビュー!」の会員4353人を対象に行われた。