SWIFTからロシア7銀行排除 EU合意、最大手含まず

    米ブルームバーグ通信は1日、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁として、国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの銀行7行を排除することで欧州連合(EU)が合意したと報じた。送金の国際枠組みから締め出すことになり、ロシアの貿易や送金を阻害して経済的な打撃を与える狙いがある。

    排除の対象に、ロシア最大手ズベルバンクや、ガス大手ガスプロムに関係するガスプロムバンクは含まれていない。除外すればエネルギー供給の決済など、欧州経済への影響が大きいと判断したとみられる。

    対象となったのはロシア第2位のVTB銀行やバンク・ロシヤなど。米財務省によると、VTB銀行はロシアの全銀行資産の20%近くを保有する。米国による取引制限の制裁対象にも指定されている。

    SWIFTは各国の金融機関同士の取引に必要な通信ネットワークの運営を担う。EUの判断を受けて、SWIFTが正式決定するとみられる。米国やEUは2月26日に公表した共同声明で、ロシアの一部銀行をSWIFTから排除すると表明していた。(共同)


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