1月求人改善、1・20倍に 失業率は2・8%で悪化

    厚生労働省が4日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・03ポイント上昇の1・20倍で、2カ月ぶりに改善した。人手不足が続く製造業や情報通信業を中心に求人数が大幅に増え、求職者数の伸びを上回った。中旬から新型コロナウイルス感染が再拡大したが、厚労省の担当者は「雇用への影響は限定的で、全国に感染が広がった2月以降に本格化するのではないか」としている。

    厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区
    厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区

    総務省が同日公表した1月の完全失業率(同)は前月比0・1ポイント上昇の2・8%で2カ月ぶりに悪化した。完全失業者数は前年同月比14万人減の185万人だった。内訳は男性110万人、女性75万人。

    有効求人倍率は求職者1人当たりの求人数を表し、数値が高いほど職を得やすい。1・20倍を超えたのは、初めて新型コロナの緊急事態宣言が発令された令和2年4月の1・31倍以来1年9カ月ぶりとなる。


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