「SL人吉」、安全願い点火式 来月10日から運行開始

    JR九州の人気観光列車で、肥薩線の豪雨被災に伴い熊本―鳥栖(佐賀県)間を走る「SL人吉」の今年の運行開始を前に、小倉総合車両センター(北九州市)で4日、整備中の蒸気機関車(SL)のボイラーに点火する式典が開かれた。1922年製のSL「8620形」は煙突から煙を立ち上らせ、整備場内には威勢の良い汽笛の音が響き渡った。

    蒸気機関車のボイラーへの点火に向かう作業員=4日午前、北九州市
    蒸気機関車のボイラーへの点火に向かう作業員=4日午前、北九州市

    整備に携わる社員ら約20人が参加し、安全運行を祈願。酒や塩で場を清めた後、たいまつを持った作業員がボイラーに点火した。整備を担当する副島誠技術課長は「気が引き締まる思い。九州の皆さまに元気を与えられるよう、(SLも)元気に走ってほしい」と語った。

    点火された蒸気機関車と作業員ら=4日午前、北九州市
    点火された蒸気機関車と作業員ら=4日午前、北九州市


    今年は4月10日~6月、土日祝日を中心に1日1往復を予定。7月以降の計画は未定という。


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