トヨタ、2工場一時停止 サイバー攻撃被害の余波

    トヨタ自動車は10日、先月のサイバー攻撃被害による仕入れ先のシステム障害の余波で部品調達に支障が出て、2工場の生産ラインを9日午後から10日にかけて一時停止したと明らかにした。約3千台の生産に影響した。11日からは通常稼働となる予定。

    トヨタ自動車本社に掲げられている旗(愛知県豊田市)
    トヨタ自動車本社に掲げられている旗(愛知県豊田市)

    停止したのは子会社トヨタ車体の富士松工場(愛知県刈谷市)と、いなべ工場(三重県いなべ市)。富士松はミニバン「ノア」などを、いなべはミニバン「アルファード」などをそれぞれ生産している。

    トヨタは、小島プレス工業(愛知県豊田市)のシステム障害が部品調達に影響し、1日に国内全14工場の稼働を停止した。小島プレス工業とトヨタが受発注のデータをやりとりする暫定的なシステムを用意し、トヨタは2日に全面的に稼働を再開した。ただ、暫定システムの運営が一部混乱し、部品が不足したという。


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