与野党は16日、参院議院運営委員会のプロジェクトチームで、参院の各委員会での質疑中に、タブレット端末やパソコンの使用を認めると決めた。4月にも開始して当面は試行期間とする。衆院では令和2年から認めており、参院も検討していた。衆院が禁止するインターネットの利用も容認する。
品位保持の観点から慎重意見もあったが、政府や衆院で進むデジタル化を参考に前向きに検討。質疑の補完や経費削減につながると判断した。
実際に使う際は、委員会ごとに与野党の合意を条件とする。ネット使用は、法規集やニュースサイトなど議事と関係のある情報に限る。質問に立たない議員でも、審議の理解を深める目的なら使える。