英中銀、３会合連続利上げ　物価高で金融引き締め加速

英中央銀行イングランド銀行（ＢＯＥ）は１７日、１６日まで開いた金融政策委員会の結果を公表し、主要政策金利を年０・５％から年０・７５％に引き上げると発表した。利上げは３会合連続。ウクライナ危機の影響で原油や天然ガスのほか、食料など幅広い商品の価格が上昇している。物価高騰を抑制するためには、追加の金融引き締めが必要だと判断した。

英国では、新型コロナウイルス禍からの経済活動再開やエネルギー価格の高騰からインフレが加速し、１月の消費者物価指数は前年同月と比べて５・５％上昇した。約３０年ぶりの高い伸び率で、ＢＯＥの物価目標（２％）を大きく上回った。

ＢＯＥは今後も利上げを続けるとみられるが、ウクライナ危機で景気の減速も警戒される。戦況や経済情勢を踏まえて判断する見通しだ。（共同）