• 日経平均26739.03336.19
  • ドル円128.02128.03

新潟女児殺害、2審も無期懲役判決 東京高裁

新潟市で平成30年、下校途中だった小学2年の女児=当時(7)=が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ、1審判決で無期懲役とされた小林遼(はるか)被告(27)の控訴審判決公判が17日、東京高裁で開かれた。大善文男裁判長は「殺害動機は犯罪の発覚を免れるために積極的に命を奪おうとしたものではなく、極刑がやむを得ないとまではいえない」として1審新潟地裁判決を支持し、検察、弁護側双方の控訴を棄却した。

東京高裁が入る建物(今野顕撮影)
東京高裁が入る建物(今野顕撮影)

令和元年12月の1審判決は、殺害の計画性がなく殺害方法も同種事件と比べて残虐ではないとして極刑を回避。検察、弁護側双方が控訴していた。

控訴審では、殺意の認定をめぐり、被告が女児の首を絞めた時間の長さが最大の争点となった。

検察側は、被告が3分間ほど女児の首を絞め、意識を失った後もさらに30秒間ほど絞め続けたと主張。「自らの犯行の発覚を防止するという目的で、確定的な殺意があった」として1審に続いて死刑を求めた。

一方、弁護側は気絶させることが目的だったため殺意はなく、首を絞めた時間も2分間ほどだったと説明。殺人罪や強制わいせつ致死罪は成立せず、傷害致死罪を適用しての有期刑が相当だと訴えた。

判決理由で大善裁判長は、解剖医の証言から「首を絞めた時間は少なくとも3分以上だった」と認定。「被告の行動は場当たり的で、犯行の発覚を防止することと、気絶させることは矛盾しない」と検察側の主張を退けた上で「『女児が死ぬかもしれない』という未必的な殺意にとどまるとはいえ、殺意が認められることは明らかだ」と結論づけた。

小林被告はこの日、頭髪を短く刈り込み、スーツ姿で出廷。約1時間50分に及んだ判決言い渡しの間、耳を紅潮させながら聞き入っていた。

閉廷後に接見した弁護人によると、小林被告は判決内容を淡々と受け止めていたものの、上告する意向を示しているという。

1、2審判決によると、小林被告は30年5月7日、同市西区の路上で女児を車に乗せて連れ去り、車内でわいせつな行為をした後、首を絞め殺害。遺体を列車にひかせて損壊するなどした。


Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)