龍馬、卑弥呼を抑えた1位は? Z世代が選ぶ「上司にしたい歴史上の人物TOP10」

    中国インターネット検索の「百度」(バイドゥ)の日本法人(東京都港区)は28日、「Z世代が選ぶ!! 上司にしたい歴史上の人物TOP10」を発表した。圧倒的なカリスマ性をもつ戦国武将、織田信長が1位となったが、一方でトップ10には頭脳明晰な印象のある女性3人がランクイン。交渉術に長けている坂本龍馬、医学を志した野口英世など、さまざまな時代・分野の歴史上の人物がトップ10入りを果たした。

    (バイドゥ調べ)
    (バイドゥ調べ)

    信長1位「皆を引っ張ってくれそう」

    1990年代後半から2010年頃までに生まれた若者は近年「Z世代」と呼ばれ、注目されている。同社はキーボードアプリ「Simeji」ユーザーのうち10~24歳の1245人を対象にしたアンケートで上司にしたい歴史上の人物トップ10を決定。調査は3月4~15日に行われた。

    1位の織田信長は「短気で怖い人物」というイメージがあるが、一方で常識に囚われないユニークな性格に「考え方が素敵」「奇抜な考えで皆を引っ張っていってくれそう」といった声も多く、強気な姿勢がZ世代にはカリスマ性として映っているようだ。

    2位に選ばれたのは卑弥呼。「統率力がありそう」「どうしたら成功するか占ってもらう」「すごい力を持ってるから」などリーダーシップを期待する声が寄せられた。3位の坂本龍馬は「交渉が上手だと思うので仕事に役立つことを教えてもらえそう」「度胸があって尊敬する」と、薩摩藩・長州藩という組織を超えて人間関係を結ぶ姿に、交渉術を学びたいとの意見が集まった。

    4位の福沢諭吉は「一万円札の人だから」という声が圧倒的に多かった。また、「教わることが多そう」「ためになることを教えてくれそう」など教育者としての印象が優しく丁寧に仕事を教えてくれそうなイメージにつながった。

    5位の紫式部は、「百人一首にも選ばれているとても優れた女性であり、ずば抜けている頭脳に尊敬」といった意見がある一方、「恋愛の話をしてくれそう」等恋愛相談ができる“先輩”として期待するコメントもあった。

    6位につけた徳川家康は、大きなプロジェクトも戦略を持って成功させるような頭脳派のイメージを持つ人が多かった。「気軽に話せそう」などと存在を身近に感じている人も少なくなかったようだ。7位の野口英世は「目標に向かって頑張り抜く姿がかっこいい」「自分を犠牲にしてまで人々を助けたところがすごく尊敬」「研究熱心だから革新的な企画や案を出して部署を盛り上げてくれそう」といった声が集まった。人のために動く姿に尊敬の念を抱くZ世代が多かったことがうかがえる。

    8位の渋沢栄一に対しては、「色々な会社に関わっていて信頼できると思った」「巧みな経営手腕とリーダーシップで学べることが多そう」との声が。9位の聖徳太子には「皆の意見を聞いてくれそう」「平等に見てくれそう」といったイメージが寄せられた。10位の与謝野晶子には「意志をはっきりと言葉で表せる」と、時代の風潮を恐れず本音を歌い上げる姿にZ世代は強さを感じているようだった。


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