広告宣伝の仕事とは? 仕事内容ややりがい、広告宣伝に就くまで詳しく解説

はじめに

「広告宣伝」の仕事に、どのようなイメージを持っていますか。親しみやすい名前から、イメージはつきやすいかもしれませんが、具体的にどのようなことをする仕事かを聞かれると分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、広告宣伝の仕事について、その仕事の内容ややりがい・なり方など詳しく解説していきます。

広告宣伝とは?

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)

そもそも「広告宣伝」とは、メディアを通じて自分たちの会社の商品を全国的に知ってもらうために行う活動のことです。自社商品にはどのような特徴があり、どのような人に使ってもらいたいのか、といったことを全国的に知ってもらうことが目的です。

主にテレビや新聞・ラジオ・雑誌といった4大メディアを使って、広告費を使い宣伝をすることをいいます。自社商品にはどのメディア媒体で宣伝するのが効果的かどうかも含めてどのように宣伝するかを考え、広告費を払って宣伝するわけです。

最近では、広告を出すのは4大マスメディアだけではありません。インターネット上のリスティング広告やアフィリエイト・ソーシャルメディアなどもあります。自社商品がどの年代に向けて発信したいのかどうかで、どのメディアに載せるべきか、アプローチの仕方も変わります。

広告宣伝の仕事内容

広告の仕事内容は、先ほど伝えた通りメディアを通じて会社の商品の認知度や売上げを上げることが最終目標です。そのためにどのように宣伝すればいいのか、ターゲット層の分析や最近の広告のあり方などマーケティングなどの知識も必要です。例えばですが、50代向けの商品の宣伝を20代の人が使うSNSに掲載しても、宣伝効果はなかなか得られないでしょう。このように、自社商品をどのような方法で宣伝するかどうかの検討は非常に重要なのです。

会社にもよりますが、たいていは広告の予算の編成から始まり、企画・どの媒体に広告を出すのかの選定・実際に広告を出す手続きまでを行います。ただし、単純な流れ作業というわけではなく、例えば短期間で集中的に複数のマスメディアに広告をたくさん出すことで認知度をより高くすることを目指すのか、もしくは長期的に同じ場所に広告を出し続けて認知度をあげるのかなど、経営戦略にも近いことを検討しなければなりません。

広告宣伝は、会社の予算を使って宣伝するわけですから、それなりの効果を求められます。もちろん、たくさんの広告を出して自社商品を知ってもらえたら簡単ですが、決められた予算内ですることですから、費用対効果も気にしなければなりません。そういった意味では、色々とチームで意見を出し合い工夫しなければならない会社にとって非常に重要な仕事といえます。

広告宣伝のやりがい

※画像はイメージです(Getty Images)

広告宣伝の仕事は、その広告が目に見える形でメディアにのります。そのため、やりがいを感じやすい仕事といえます。イメージしやすい例として、例えば広告宣伝としてテレビCMを制作した場合、自分がふとテレビを見ていて「自社のCMが流れた」瞬間、大きなやりがいを感じることでしょう。

また、広告宣伝の仕事は、広告を載せるその先の企業の人たちと一緒に1つの目標に向かって仕事をすることが多いため、大変ではありますが、その分完成したときには大きな達成感を得られます。チームで仕事をすることが好きな人は、こういった仕事のプロセスにもやりがいを感じることでしょう。

さらに成功した例でいえば、広告を出したことで世間的に話題になり自社商品の売り上げが大きく伸びたり、問い合わせが増えることもあるでしょう。このように、広告宣伝の仕事は大変な面が多い分、やりがいを感じやすい仕事であるともいえます。

広告宣伝に求められるスキル・資格

広告宣伝に求められるスキルは、以下のようなものがあります。

  • コミュニケーションスキル
  • 調整力
  • 企画力
  • マーケティングスキル
  • 自社商品のユーザー動向の把握・分析するスキル

広告宣伝の仕事は、先に解説してきた通りさまざまな業界の人たちと仕事をします。それも1か所ではありません。例えば「テレビと雑誌に宣伝を載せる」と決まれば、テレビ業界の人・雑誌の編集者とのそれぞれのやり取りが必要です。自分たちが作りたい宣伝をしっかりと伝えながら、決められた納期までに一緒に作り上げるにはコミュニケーションスキルや調整力が必要とされます。

広告宣伝の仕事に資格で必須なものはありませんが、持っていれば活かせる資格はあります。例えば、公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が主催する「PRプランナー」。そのほか、日本プロモーショナル・マーケティング協会が主催する「プロモーショナルマーケター認証資格」などがあります。

広告宣伝の仕事に向いている人

広告宣伝の仕事は、もちろんマーケティングやユーザー動向の把握、宣伝媒体の基礎知識などが必要ではありますが、そういった業務知識だけでなく性格的なところでも向き・不向きがあります。広告宣伝の仕事に向いている人の特徴として以下のようなことが挙げられます。

  • 人とのコミュニケーションが好きな人
  • チームで仕事をすることが好きな人
  • 中長期的に物事を進められる人
  • 1つのもの・作品を作り上げることが好きな人

こういった特徴を持っている人は、仕事をする上で広告宣伝の仕事を楽しいと感じることができるでしょう。さらに、1つの仕事に区切りがついた時にやりがいを感じやすいともいえます。広告宣伝の仕事は、特に必要な資格があるわけではありません。業務知識はもちろん最初からあると嬉しいですが、自助努力で身につけていくことで広告宣伝の仕事にチャレンジすることも十分可能です。

広告宣伝への転職を目指す方法

広告宣伝の仕事に就くためには、3つの方法があります。

  1. 現在勤めている会社の広告宣伝の部署に就く
  2. 広告宣伝の仕事で希望している求人に申し込む
  3. 広告宣伝の部署のある企業の求人に申し込み、広告宣伝での仕事を希望する

1つ目については、会社の規模によってそういった部署がない場合もあるため誰もがそれをできるとは限りません。また、3つ目については広告宣伝以外の求人に応募して、そのあと広告宣伝の部署への異動を希望するという流れになるので実際に広告宣伝の仕事に就けるまで数年かかってしまうでしょう。

一番早いのは、今自分の会社に広告宣伝の部署がないのであれば、2つ目の「広告宣伝の仕事で希望している求人に申込みをすること」です。ただし、この場合はある程度広告宣伝やそれに近い仕事の経験を求められるケースも少なくありません。もちろん、未経験OKの場合もありますから、最初から諦めずに求人情報をチェックしてみてください。

まとめ

広告宣伝の仕事は、テレビのCMを考えたり、雑誌に載せる自社商品の宣伝を考えたりと華やかなイメージがあるかもしれません。ただしその分、裏ではとても忙しく、大変な業務をこなしています。

大変な分やりがいは大きく、チームで1つの目標に向かってものを作っていくというのはとても素敵なことです。興味がある方は、一度求人を見てみるとどうでしょうか。

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