後方のドア開いた状態 水中カメラ、知床観光船事故

    北海道・知床半島沖の観光船沈没事故で、第1管区海上保安本部や海上自衛隊は30日、水中カメラを使って観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の船体を調べ、後方のドアが開いているのを確認した。1管などは、ここから内部の状況を調べられないか検討する。

    4月29日、海上自衛隊掃海艇いずしまが撮影した、北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(第1管区海上保安本部提供)
    4月29日、海上自衛隊掃海艇いずしまが撮影した、北海道・知床半島沖で沈没した観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」(第1管区海上保安本部提供)

    現場海域で調査した測量船「天洋」による海底画像だと、カズワンは水深110~120メートルの斜面で船底を下にして沈んでいた。周囲に10メートル以上の大きな起伏はなかった。

    1管などは30日、カズワンの窓や入り口から内部を確認しようと水中カメラを数回投入。ただ、海底の視界は1、2メートルほどしかなく、調査は難航している。

    水中カメラ捜索では、海上からカズワンのある場所を狙って投入する難しさのほか、ケーブルが潮流で絡まる恐れがあり複数台での調査はできないという。


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