屋外は「会話なし」でマスク不要 厚労省

    新型コロナウイルス対策を巡り、厚生労働省は20日、マスク着用に関する政府の考え方を明らかにした。屋外では、会話をほとんどしなければ周囲との距離に関係なくマスク着用の必要はないとしている。専門家が19日にまとめたマスク着用に関する見解を踏まえた。

    マスク着用に関する考え方について取材に応じる後藤厚労相(左端)=20日午後、厚労省
    マスク着用に関する考え方について取材に応じる後藤厚労相(左端)=20日午後、厚労省

    後藤茂之厚労相は、記者団の取材に対し「日常を取り戻していく状況の中でも、基本的な感染対策は心がけていただきたい」と話した。

    厚労省は、屋内と屋外、周囲との距離(2メートル以上が目安)、会話の有無の3つの条件によってマスク着用の必要性を整理した。

    厚労省によると、屋外では徒歩での通勤時など人とすれ違う場合でも、会話がほとんどなければマスクは不要。建物の中や地下街、公共交通機関の中などでも周囲との距離を確保し、会話をしないのであれば着用の必要はないとした。

    夏場は、熱中症予防の観点から屋外にいて必要がない場合には、マスクを外すよう推奨した。一方で、周囲との距離が確保できない通勤電車の中や、屋外でも近づいて会話する場合は着用を求めた。

    一時的に着用を推奨していた2歳以上の未就学児には「着用を一律には求めない」とし、オミクロン株による感染拡大前の方針に戻した。


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