4月の消費者物価2・1%上昇 約7年ぶり伸び率 政府・日銀の目標突破

    総務省が20日発表した4月の全国消費者物価指数(令和2年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比2・1%上昇の101・4だった。伸び率の大きさは、消費税増税の影響で2・2%上昇した平成27年3月以来約7年ぶり。増税の影響を除けば、新興国の需要増で資源高が進んだ20年9月の2・3%以来約13年半ぶりで、政府や日銀が物価上昇の目標として掲げる2%を突破した。

    総務省
    総務省

    ロシアのウクライナ侵攻を背景にした資源高や円安が主な要因で、十分な賃上げが期待できない中で家計の負担が増している。一方、日銀は2%達成は一時的なものとして、大規模な金融緩和策を続ける構えだ。

    携帯電話通信料の値下げによる指数の押し下げ効果が一巡したことも一因となった。指数が前年の水準を上回るのは8カ月連続となる。


    Recommend

    Biz Plus

    Recommend

    求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

    求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)