ただし、ビジネス的な利害を抜きにして相談に乗ってくれそうかどうかは、しっかりと見抜きたいところである。提示される解決策が「○○講座を受講しましょう」みたいな話ばかりだとすれば、メンターとしては不適格である。
相性が肝心…親子の好みはけっこう一致する?
では、自分にとって特定の塾講師(関係者)が信頼に足るかどうかを確かめるにはどうすればよいだろうか? それには、我が子がいちばん気に入っている講師との面談をなるべく早く設定してもらうとよい。どの塾も学年ごとに定例の面談時期が決まっているが、それとは関係なく、例えば冬期講習期間中に面談することができれば、新学期からの入塾の適否を判断しやすい。
とくに女の子の場合、子どもが好きな講師かどうかと、母親とその講師との相性が良いかどうかは一致する傾向が高いように感じる。母娘の好みは割と一致するようなのだ(笑)。
受験新米ママさん、最初の子どもを塾に通わせる前に、自身の受験メンターを探してみては?
【受験指導の現場から】は、吉田克己さんが日々受験を志す生徒に接している現場実感に照らし、教育に関する様々な情報をお届けする連載コラムです。受験生予備軍をもつ家庭を応援します。アーカイブはこちら