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    OniGO(オニゴ)代表取締役梅下直也さん(45) テクノロジーで注文の欠品率は1%

    --注文から10分で日用品を届ける「クイックコマース」の事業会社を立ち上げたが、何が特徴か

    オニゴの梅下直也代表取締役=20日、東京都目黒区
    オニゴの梅下直也代表取締役=20日、東京都目黒区

    「オンラインでリアルタイムの在庫を正確に把握できるのが最大の特徴だ。(例えば)スーパーマーケットがクイックコマースを行う場合、店頭で商品を販売しているためリアルタイムでの在庫確認が難しい。当社では店頭販売をせずに倉庫としての活用に特化した店舗『ダークストア』から商品を配達していることやテクノロジーを活用することで在庫をすぐに把握できる。ネット注文しても商品がない欠品率は1%程度に抑えている」

    --配達員の人手不足が課題にならないか

    「現状ではロボットによる宅配が実用化されていないので人手で運ぶことになるが、配達員に働きやすいと思ってもらえるのと同時に配達員の稼働率を上げるためのシステム開発に注力し、それでカバーしていきたい」

    --料理宅配サービスのウーバーイーツジャパンと提携したが狙いは

    「注文から10分で配達できる距離だけでなく、30分程度の距離のところもウーバーイーツの注文経由で(日用品を)届けることができるようになる。10分で配達できるウーバーイーツの注文は当社の配達員が担う。このように手分けすることで効率良く事業を拡大できる。クイックコマースを浸透させるためにも、サービスが知られているウーバーイーツと組むのは重要だ」(大坪玲央、写真も)

    うめした・なおや 東大経卒。平成14年三井住友銀行入行。27年中古車ネットオークションのカープライスを創業後、31年に楽天グループへ売却。令和3年にOniGOを創業し、現職。神奈川県出身。


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