外務省は15日、鈴木貴子外務副大臣がカナダで14日に開催された鉱物資源に関する閣僚級会合に出席し、レアアース(希土類)などの重要鉱物の安定供給に向けた米国主導の新たな国際的枠組み「鉱物安全保障パートナーシップ(MSP)」の創設に支持を表明したと発表した。
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MSPは、中国に重要資源の調達を依存するサプライチェーン(供給網)を見直し、経済安全保障面のリスクを下げる狙いがある。鉱物資源の新たな供給源の確保に向け、鉱山開発への投資促進や環境対策、リサイクル技術の研究開発などを包括的に推進する。
会合には日本のほか、米国、英国、カナダ、オーストラリア、韓国など10カ国以上が参加。鈴木氏は会合で「鉱物資源をめぐる課題解決に向け、本枠組みにおける議論と活動に積極的に貢献したい」と述べた。