不動産経済研究所が20日発表した首都圏(1都3県)の5月の新築マンション1戸当たりの平均価格は前年同月比3・0%増の6088万円で2カ月ぶりに上昇した。埼玉県で駅近くの大型物件が販売されたことなどが価格を押し上げた。
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発売戸数は4・3%減の2466戸で2カ月ぶりに前年同月を下回った。建設費上昇に加え、資材の供給不安などから販売スケジュールを見直す動きがみられた。
同研究所の担当者は「物件数がかなり落ち込む中、購入の動きは活発だった」と指摘した。
地域別の発売戸数は東京23区が31・7%減の824戸、23区以外の東京が約2・8倍の296戸、神奈川が28・2%減の451戸、埼玉が24・5%増の524戸、千葉が71・8%増の371戸だった。