トヨタ5月国内生産28%減 14万台、上海封鎖響く 半導体不足も逆風

    トヨタ自動車が29日発表した5月の国内生産台数は前年同月比28・5%減の14万4204台だった。3カ月連続で前年実績を下回り、減少率は1月(32・2%減)以来の大きさ。世界的な半導体不足や、新型コロナウイルス対策の中国・上海のロックダウン(都市封鎖)による部品調達難で減産を強いられた。世界生産は5・3%減の63万4940台。

    トヨタ自動車のロゴ(佐藤徳昭撮影)
    トヨタ自動車のロゴ(佐藤徳昭撮影)

    5月の軽自動車を含めた国内販売台数は20・9%減の8万6544台だった。9カ月連続で前年実績を割り込んだ。減産で需要に見合う製品供給ができなかった。世界販売は9・4%減の76万1466台。中国ではコロナ禍で消費者の購入意欲が下がったという。

    国内の生産水準は昨年9月(13万6750台)以来の低さ。上海の封鎖に伴う部品調達難で多くの工場で稼働停止日を追加で設定した。


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