中国消費者、日本のイメージ改善 「よく購入する輸入食品」など1位

 

 日本貿易振興機構(ジェトロ)が9日まとめた中国ビジネスに関する調査によると、中国の消費者が「よく購入する輸入食品」は昨年のトップだった米国製を抜いて日本製が最も多く、「1年以内に行った国」も韓国を抑えて日本が首位に立つなど、日本や日本製品のイメージが大きく改善したことが分かった。

 調査は6月中旬から8月中旬にかけて実施。2012年9月に起きた大規模な反日デモから3年近くが経過し、政治的な日中関係の悪化による影響は後退したもようだ。

 自動車市場でも、戦略車の投入によって中国車のシェアを奪う形で日本車の販売が伸長。外国製の中では6月から2カ月連続で首位となっている。また、世界的な和食ブームの後押しもあり、コメやホタテの輸出も急増している。

 中国経済の悪化や人件費などのコスト上昇で、日本企業が中国への投資には慎重な姿勢は変わらないが、ジェトロの石毛博行理事長は「急増する訪日中国人の口コミが、日本ブランドの向上につながっている」と分析している。

 訪日中国人は1~7月で276万人と昨年の通年実績(241万人)を既に上回っている。ジェトロが8月に北京で開いた商談会では家庭用洗剤や防災用品など日用品の人気が高く、全体の成約額は昨年の2倍近くに増えた。中国への投資も研究開発拠点や流通、介護サービスなどの案件が増えているという。