日本は遅れた!? プラグインハイブリッドはドイツ車が主役

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 いまや新車販売の3割以上がハイブリッドカーとなっているという日本の自動車市場。2015年末には4代目となるトヨタ・プリウスが発売予定となっているなど、ハイブリッドカーといえば日本車というイメージが強いかもしれません。

 しかし、ここ日本市場においてもプラグイン(外部充電)ハイブリッドに関しては、すでに日本車はバリエーションでドイツ勢に追い抜かれています。

 なにしろ、現在日本で正規販売されているプラグインハイブリッドカーにおける多数派はドイツ車なのです。

 じつは国産のプラグインハイブリッドカーは3モデルしかありません。

 世界で最も売れているプラグインハイブリッドという、三菱アウトランダーPHEVは目立っていますが、そのほかはホンダ・アコードプラグインハイブリッド、トヨタ・プリウスPHV(3代目モデルがベース)がラインナップされるだけです。

 一方で、大衆車ブランドのフォルクスワーゲンさえプラグインハイブリッドを用意するドイツ勢は車種が豊富です。

 登場したばかりのフォルクスワーゲン・ゴルフGTEや、BMWX5 xDrive 40eをはじめとして、スーパースポーツのBMW i8、タウンコミューター的なBMW i3(レンジエクステンダー)、スポーツサルーンのポルシェ パナメ-ラS e-ハイブリッド、最高級セダンといえるメルセデス・ベンツS550プラグインハイブリッドといった具合に6車種も市販されているのです。

 再生可能エネルギーに注力しているドイツでは、その制度設計から外部充電によるゼロ・エミッション走行(化石燃料を使わずに走ること)を可能としたプラグインハイブリッドカーが優勢になっているという指摘もありますが、それにしても日本をハイブリッド大国と思っているのは日本国内だけの話なのかもしれません。