マツダ三次試験場で記念イベント ふるさとに名車集い50周年祝う
世界初のロータリーエンジン搭載の量産スポーツカー「コスモスポーツ」(左)などマツダの往年の名車=20日、広島県三次市
マツダの三次自動車試験場(広島県三次市)が50周年を迎え、20日、ファンによる記念イベントが開催された。全国からオーナーが集まり、歴代の名車を披露したほか、普段は非公開の場内を見学するツアーや走行体験なども行われた。
三次試験場は三輪トラックが中心だったマツダが乗用車の本格的な開発にあたり、1965年に開設。当時は国内最大級の規模で、空力テストを行う風洞実験棟なども増設した。
世界初のロータリーエンジン搭載の量産スポーツカー「コスモスポーツ」から新型「ロードスター」まで、ほとんどのマツダ車が「鍛えられ、巣立ってきた故郷」(幹部)とされる。
記念イベントはファンでつくる実行委員会が企画し、マツダが会場提供や運営で全面的に協力した。
北海道から九州まで全国のオーナーがコスモスポーツやマツダ初の四輪乗用車「R360クーペ」など自らの愛車を持ち寄って展示。見学ツアーでは社員が40度以上の傾斜を持つ高速周回路や海外の道路を再現したコースを紹介、参加者らは熱心に見入っていた。
国内市場が伸び悩む中、マツダは顧客向けの商品説明会などを相次いで開催。熱心なファンと良好な関係を築き、ブランドを維持していく狙いがある。
青山裕大執行役員は「マツダの車づくりの思いを感じてほしい」と強調。
実行委員長でロードスターのファンクラブの事務局代表を務める水落正典さんは「ファンと会社が一緒になって50周年を祝うことでお互いの距離も近くなる」と話した。
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