カッコいい! 英ランドローバーの「コンバーチブルSUV」 2016年発売

 
「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル」

 英ランドローバーが、高級コンパクトSUVでは世界初の開閉式ルーフを備えたモデル、「レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル」を発表した。同社伝統のスタイルや高級感、多様性の高いラゲッジルームが魅力のオールシーズン対応車だ。

 「イヴォーク・コンバーチブル」のエクステリアは、Z型に格納するファブリック・ルーフを採用。時速30マイル(時速48キロ)までの走行中であれば18秒で開き、21秒で閉まる。ルーフが閉じた状態では、高水準の防音層により、5ドアの「イヴォーク」に匹敵する快適な室内空間を提供するという。ルーフのポジションは荷室に影響することなく、251リットルのスペースを確保。コンバーチブルとしては他に類を見ない実用性を誇る。

 軽量オール・アルミニウム製4気筒エンジンは、ガソリンとディーゼルから選択可能。240PSを発生するSi4ガソリン・エンジンは、驚異的なパフォーマンスと洗練された走りを提供する。

 2.0リッターINGENIUMディーゼル・エンジンは、55mpg(5.1リッターで約100km)という低燃費と、149g/kmという低CO2排出量を実現。高い効率性と優れたパフォーマンスを可能にした。

 ランドローバーのデザイン・ディレクター、ジェリー・マクガバン氏は「『レンジローバー・イヴォーク・コンバーチブル』はオールシーズンに対応します。そのユニークで目を引くデザインと世界屈指のエンジニアリングにより、レンジローバー・ファミリーを新たな次元に引き上げます。魅力を増したこのモデルは羨望の的となるでしょう」と自信を見せる。

 世界のSUV市場は今後5年間で20%の成長が見込まれており、SUVの新境地を切り開く「イヴォーク・コンバーチブル」には大きな期待が掛かる。

 新型「イヴォーク・コンバーチブル」は、5ドア・モデルやクーペ・モデルと同じく、ランドローバーの英国ヘイルウッド工場で生産され、2016年春から世界170以上で発売を予定している。(SankeiBiz 編集部)