フィリップス、急成長の美容家電市場でシェア拡大 男性向けも好調
現場の風□フィリップス日本法人ビューティカテゴリー マーケティングマネージャー・鍛治いく美さん(39)
--国内の美容家電市場が急成長している
「当社は50年以上の歴史がある。世界100カ国で展開しているが、中でも日本は重視している。女性の多くは社会に進出し、忙しい日々を送りながら美しくありたいという願望が強い。2年前に日本の美容家電市場に再参入し、電動洗顔ブラシ『ビザピュア』と、除毛後の肌を手入れする光美容器『ルメア』を展開している」
--最新商品「ビザピュアアドバンス」の特長は
「従来のスキンケア家電と違うのは、日本女性の高いニーズに応えるため、開発にビューティーセラピストのチコ・シゲタさんら日本人の専門家に加わってもらったことだ。洗顔ブラシで毛穴の奥から汚れを除去して、透明感あふれる肌にするだけでなく、エステティシャンの繊細な指の技術を再現した。タッピングヘッドの1分間750回の音波振動で顔を引き締め、美容効果が期待できる。予測の5倍以上の売れ行きとなっている」
--女性の間でのフィリップスの知名度は
「従来は、ひげそりや電動歯ブラシのイメージが強かったが、最近では、熱と空気で揚げる調理家電『ノンフライヤー』がヒットし、女性の間でも知名度は高まってきている。その一方で、男性向けにも電動洗顔ブラシ『メンズビザピュア』も販売しており、予測よりも売れている。男性向けの美容家電にも可能性を感じている」
--今後の展望は
「海外勤務を経験して実感したが、日本女性は、世界でも美意識が高く、季節に関係なく顔の手入れに気を配っている。特に30~40代は自分を高めようという意識が強い。それなのに、美容家電は使い勝手が悪いというイメージがまだまだ根強い。伸びしろのある市場なので、消費者に満足できる商品を開発して活性化し、シェアを拡大していきたい」
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【プロフィル】鍛治いく美
かじ・いくみ 東大経卒。広告代理店、化粧品メーカーを経て、2010年から現職。北海道出身。
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