「ベストセラー商品を生み出すほかない」 アサヒビール次期社長 平野伸一氏が会見
登板
記者会見するアサヒビール次期社長の平野伸一副社長=8日午後、東京都千代田区
「取り組む課題はたくさんあるが、クールヘッド(冷静な頭脳)とウォームハート(温かい心情)で挑戦していく」。平野氏は同日の会見で新社長としての抱負を力強く語った。
平野氏は経営企画部時代に不振だった中国事業の立て直しに奔走したほか、営業担当の役員なども歴任。役員の中で最もワインの知識が豊富で、ワイン事業の拡大に力を発揮した。
後継に指名した小路氏は「こわもてのイメージが強い」としながらも、「経験豊富で堅実なバランス感覚を持ち、数字に明るい。会社の課題と進むべき方向を明確にする力にたけている」と太鼓判を押す。
ビールのシェアで競合を圧倒するアサヒだが、国内ビール市場は人口減により年々縮小し、競争は一段と激しさを増している。勝ち抜くには「ベストセラー、ロングセラーの商品を生み出すほかない」と言い切った。
趣味は、ゴルフ、読書。一番好きな本は、旧日本軍の戦史を研究した「失敗の本質」。
ひらの・しんいち 早大教育卒。昭和54年アサヒビール入社。平成23年常務、専務を経て27年から現職。60歳。兵庫県出身。
関連記事